2025年10月釜山
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韓国釜山のグルメ旅(3泊4日)
- 2025.10.21(火)〜10.25(金)釜山のグルメ旅(3泊4日)
四日市近郊でお魚君は釣れないし、投稿も無いので韓国釜山へ美味しいものを食べに行きました。ソウルは住でプサンは食の街だとか。。。であれば食の釜山で決まりですね。(笑)釜山港湾施設とマリーナ視察のついでに、グルメ旅(3泊4日)釣り人の好奇心は海を越える。今回は港湾施設とマリーナの視察という“真面目な顔”をしつつ、しっかり釜山グルメを堪能する3泊4日の旅へ。
1日目 2025年10月21日(火)釜山のグルメ旅
07:00 自宅発、娘の新車ジムニーにて出発。本当は私の愛車、クラウンARS-220(2リッターターボ)で行きたいところだが、家族からは「運転したくない」の一点張り。高速もスイスイ、長距離も快適な名車なのに…なぜか人気がない。仕方なくジムニーを購入し、娘に運転を任せることに。操縦安定性は良好だが、パワー不足&荷物が詰めないのが玉にキズ。来年度はクラウンを手放し、ホンダNボックスターボ(通称Nコロ)に乗り換え予定。家族の誰でも運転してくれるので、私は後部座席でのんびりできるという算段だ。(笑)
- 楽天プレミアムカードに付帯するプライオリティパス。かつては旅人の味方だったが、改悪の波に飲まれ、ラウンジ利用は年4回まで、レストラン利用は廃止との事。それでもセントレアの「海膳空膳」は使えるらしいと聞き、意気揚々と訪問。ところが注文後の清算でエラー発生。店員さんも「おかしいですね」と首をかしげる。「楽天のプライオリティパスですか?あ〜楽天はダメですよ」と言われ、結局カード払いに。こんなことならKALラウンジでキムチでもつまんでおけばよかった。楽天カード、最近いいことがないので、セゾンプラチナカードへの乗り換えを検討中。とはいえ、今さら切り替えるのも面倒で、思案中のまま旅は続く…。

- 韓国・釜山空港の出入国は、なかなかの“忍耐力テスト”でした。
入国も出国も、どちらも約1時間待ち。係員の動きもどこかぎこちなく、要領が悪いというか…「これ、何とかならないの?」と心の中で何度つぶやいたことか。バンコクも同じく1時間ほどかかるが、バンコクは世界中から人が押し寄せる巨大ハブ空港。規模が違うので納得もできます。釜山はもう少しスムーズにできそうな気がするのですが…これも旅の“味”ということで…2026年度を目安に入出国を日本と同じようなシステムに変更するような情報もありますが、来年度に期待です。

1日目:ホテル近くで“韓国式かに三昧
旅の初日は、ホテル近くのお店で醤油漬けと味噌漬けの生カニを堪能。日本ではなかなか味わえない“とろけるような食感”に、思わず無言で箸が進む。さらにアワビも登場。韓国ではアワビが日常的に出てくるので、旅人としては嬉しい限り。
カンジャンケジャン(醤油漬けの渡りガニ)生のまま漬け込むので旨味が濃厚・絶品珍味

カンジャンセウ(醤油漬けのエビ)プリプリ食感と甘辛い味がクセになる。カニとエビとアワビの贅沢組み合わせ

2日目:海雲台の絶景と“天に届くビル”
朝食は韓国名物・アワビがゆ。胃に染みる“アワビ雑炊、アワビ粥(かゆ)”
胃にやさしいと評判の一品で、初めて食べたが、優しい味わいと磯の香りが旅の疲れを癒してくれる。写真では色目が悪いが実物では何の抵抗もない。これでまた一日、元気に歩ける気がした。

この日は釜山屈指のリゾート地・海雲台へ、美しい海岸線をのんびりと歩きながら海風が心地よい。

外海なのでサーフインができるくらいの大きな波が来ていた。遠くに博多港が見えるかな?さすがに目視はできないのです。(笑)

101階建ての超高層ビル(LCTタワー)を真下から見上げると、まるで“天に向かって伸びる塔”。日本と異なり地震が少ないようでこんな高層ビルが建てれるとの事でした。


観光の疲れとともに喉がカラカラになり、昼からビール&アワビのバター焼きで乾杯。これがまた最高で、「観光はおつまみの前座か?」と思えるほどの満足感。(笑)釜山は本当にアワビが豊富に取れるようです。どこででもアワビが出てきます。そういえば釜山の海女さんが高齢化で人員不測の為、若い方を募集しているというニユースがあったが、すごい人気ぶりとの事でした。

2日目:夜はチャガルチ市場近くのコプチャン(ホルモン)専門店街
夜はチャガルチ市場近くのホルモン専門店街へ。メニューは潔く「コプチャンとミノのみ」。カルビやサガリは見当たらず、焼肉=ホルモン勝負という潔さ。ところがこのコプチャンとミノが、日本では味わえないほど柔らかくて絶品。妻子も「美味しい美味しい」と笑顔連発。店内には11軒ほどの店舗が並び、「行きつけありますか?」と聞かれたが、初訪問なので「お任せで」と答えると、適当に案内してくれたが、どこも同じような雰囲気で、韓国人客がほとんど。日本人は我々のみだった。
四角やコの字にお店が分かれていて今回は中央のお店に案内されました。

お肉はお店の方が全部焼いてくれて焼けたものは3人のお皿に乗せてくれます。

締めは焼きめしが定番らしいのですが、もう入らないと言ったら一人前のみ作ってくれたので3人でシエアしましたが、これがまた、美味しくてお腹はパンパンですが入っていくのです。大満足のホルモン専門店でした。こんなホルモンは日本では食べれない。毎年1回はコプチャンを食べに行くとするかな。。。?(笑)

バンコクの熟成肉も大好きだが、釜山のホルモンも最高にGoodなのです。バンコクは遠くて高いが釜山は近くてやすい、安近というのかな。。。(爆)バンコクもコロナ前までは一番お値打ち感があったのですが。。。コロナ後は円安バーツ高で40%位UPしています。
3日目 釜山駅近くで“冷麺デビュー
この日の朝はホテルでのんびり。HPの更新をしながら、旅の記録を振り返る静かな時間。11時頃から、釜山駅近くのお店へ冷麺を食べに出発。本場の名店ではないらしいが、「味はほとんど変わらない」とのことで、ホテル近くの店を選択。冷麺というもの、実は初体験。出てきた瞬間、まず驚いたのは麺の長さ。どうやら韓国では、最初にハサミで十字に切って短くするのが作法らしい。「麺を切るなんて…」と思いつつ、やってみると確かに食べやすい。スープには氷が浮いていて、キンキンに冷えている。日本の冷やし中華のように「夏限定メニュー」かと思ったが、韓国では年中食べる人もいるらしい。とはいえ、韓国の冬は日本よりも冷え込むので、*冬場にこれを食べるのは修行かも…**と一瞬思ったり。味はさっぱりしていて、旅の疲れた胃にちょうどいい。冷麺デビューとしては、なかなか満足の一杯だった。
これが有名な冷麺との事です。さっぱりとして中々おいしいですね。氷が浮いています。

私は中に入りませんでしたが、プサン駅は結構大きな駅でした。

3日目の夜:釜山・チャガルチ市場で“海鮮の本丸”へ
今回の旅のメインイベント、釜山名物・チャガルチ市場へ突入。


バンコクの海鮮市場では、汚れた床にハエがぶんぶん、臭いも強烈で「これは修行か?」と思うほどだったが、釜山のチャガルチ市場はまるで別世界。清潔で整った建屋の中に、ずらりと並ぶ海鮮店。衛生的でにおいも海の香りです。これなら妻子も安心して歩ける。ただし、店が多すぎて、どこで買えばいいのか迷うのが難点。1階で新鮮な魚介類を購入し、2階で調理してもらうスタイルらしいが、2階はかなりの混雑。そんな中、隣にあるもうひとつの市場建屋を発見。こちらはいけすと食事スペースが一体化していて、少し空いていたので、迷わずそちらへ。結果的に、落ち着いて海鮮を楽しめる穴場的スポットだった。釜山の海鮮市場は、見た目も味も“旅のご褒美”そのもの。バンコクとは違う意味で、記憶に残る夜となった。市場の喧騒、海の香り、そして家族の笑顔。釜山の夜は、**五感すべてで味わう“海の祝祭”**だった。

ズワイとタラバも“ウジャウジャ”いたけれど…
ズワイもタラバも“海の王者たちの集会”チャガルチ市場には、ズワイガニもタラバガニもウジャウジャ。水槽の中で脚をバタつかせるその姿は、まさに“海の王者たちの集会”。見ているだけで圧巻だが、今回はスルー。理由はシンプル――日本でも食べられるから。とはいえ、日本で食べるズワイはほとんどが冷凍品。釜山の市場では生きたカニがその場で動いているので、鮮度の差は比較にならない。「次回、もし価格が手頃ならチャレンジしてみようかな…」という気持ちは、しっかり芽生えた。ちなみに、日本で生きたズワイガニを食べようとすると、福井の某店では1匹18,000円ほど。サイズにもよるが、これでは3人で1匹が限界。「カニは食べるより眺める方が安上がりかも…」と一瞬思ったが、釜山の市場価格と比べると、やはり韓国は“海鮮天国”だなと実感した夜だった。

イイダコの踊り食い:旅のきっかけは“ピクピク”
今回の釜山旅のきっかけは、娘が8月に送ってくれた動画。そこに映っていたのは、まだ動くイイダコの足がピクピクと踊る衝撃の映像。「これを食べに行こう」と決意した瞬間だった。ソウルの街並みや観光地には一切興味なし。私にとっての韓国は“釜山の海鮮”がすべてなのだ。実際に食べてみると、ゴマ油と塩でいただくシンプルな味付けが、イイダコのコリコリ食感と海の香りを引き立てる。
「これぞ釜山!」と叫びたくなるほどの鮮度と旨味。まさに、海の命をそのまま味わうような体験だった。ちなみに、動画では足がピクピク動く様子がリアルすぎて、「気持ち悪い」と感じる人もいるらしい。そこで今回は写真にとどめておいたが、私としてはこう言いたい。「これを気持ち悪いと思うか、こんな新鮮なものが食べられると思うか――人の考えは様々だが、前者の方は釜山に行く資格はないと思うよ。(爆)」釣り人として、命をいただくことへの敬意と感謝を忘れずに、旅の記録としてしっかり残しておきたい一品だった。

ウニ:日本でも食べられるが、韓国のウニは塩気が控えめでクリーミー。口の中でとろける感覚がたまらない。

サザエのバター焼き:香ばしい香りとコリコリ食感。ビールが進む“海のスナック”。日本ではサザエはお刺身にすることが多いようでお刺身にすると醤油の味になる。バター焼きのがおいしく感じた。

ウナギの蒲焼き風:日本のタレとは違い、甘さ控えめで香ばしさ重視。身がふっくらしていて、これはこれでアリ。ウナギかなんだかわからなくる。大きなフライパンで何匹いるか知らないけれど適当にタレをいれてかき回せているだけに見えるが、味はかなり良い。

4日目 帰国日と“EVタクシーの静かな衝撃”
最終日。朝08:30のフライトに向けて、AM05:50にホテル前でウーバータクシーを呼ぶ。まだ薄暗い釜山の街に、静かに滑り込んできたのは――電気自動車(EV)。そういえば、今回の旅では乗ったタクシーも、街を走る車も、ほとんどがEVだったような気がする。韓国の自動車といえばヒュンダイ。「もしかして、ヒュンダイはEV一本に絞ったのか?」と思うほど、EVの存在感が強い。調べてみると、これは韓国政府の電動化政策とヒュンダイの戦略が合致した結果らしい。実際、韓国はアジアでもEV普及が早い国のひとつ。乗客目線では、EVの静かさ・無臭・無振動の三拍子が快適そのもの。釜山のEVタクシーは特に清潔感があり、都市部では好印象。一方、日本の田舎のタクシーに多いプロパンガス車の独特な臭いは、慣れない人には不快に感じることも。とはいえ、運転を楽しむ人間にとっては、音のない車は物足りない。私もその一人。ハイブリッド車やEVは「静かすぎて落ち着かない」。クラウンのマフラー音に反応して「ターボですね?」と言ってくれる若者の方が、よほど話が合う。それでも、世界的に見れば日本はEV競争でやや遅れ気味。釜山の街を眺めながら、「これはちょっと負けてるかも…」と感じたのも事実。旅の最後に、静かすぎるEVタクシーに乗って空港へ。釜山の海鮮とEVの静けさ――五感のギャップが面白い旅の締めくくりだった。